サンフランシスコ・シリコンバレーは夏本番!この季節、バーベキューにビールは欠かせません。アメリカではここ数年クラフトビールが注目されブームとなっています。クラフトビールを提供するレストランやバーも大人気です。今日はその魅力をお伝えします!
クラフトビールってなに?
ビールの基本 ラガーとエール
クラフトビールの一番人気、IPAとは
ブルワリーを探せるウェブサイト
クラフトビールが楽しめるイベント
おすすめのクラフトビール
クラフトビールってなに?
Craftは「技巧、技術、技」を意味する言葉で、小規模な醸造所で伝統的な手法で作られたビールと言われます。
クラフトビールを作る醸造所はマイクロブルワリー(Microbrewery)、自作のクラフトビールを提供するレストランやパブはブルーパブ(Brewpub)と呼ばれ、サンフランシスコ・ベイエリアにも数多くオープンされています。
アメリカのビール酒造組合、ブルーワーズ・アソシエーションのデータによりますと、クラフトビールの全米の生産量は、大手企業のビール、輸入ビールを含めた全体の12%に過ぎませんが、ここ数年急激に伸びているマーケットで、特にカリフォルニアは全米で最もマイクロブルワリーの数が多く、600件以上あるそうです。
ビールの基本 ラガーとエール
様々な種類のビールがありますが、発酵法の違いで大きく分けてラガービールとエールビールがあります。
ラガービール(Lager beer)
低温で発酵させるこのビールは淡色で軽くスッキリとした味わいが魅力で、バドワイザーやクアーズなど世界で最も飲まれているビールがこのタイプです。
エールビール(Ale beer)
常温で発酵され比較的短期間に完成するビールで、約5000年も前から親しまれています。多くのマイクロブルワリーで造られており、フルーティな香り、褐色で深いコクと苦味が魅力です。ラガーではちょっと物足りないという人にも好まれています。
クラフトビールの一番人気、IPAとは
アメリカのクラフトビールの中で最も生産されているのが、エールビールのひとつIPA(インディアン・ペール・エール)です。色は黄金色から黒褐色、ホップを多く使い苦味の強さとフルーティな香りが特徴です。各地のマイクロブルワリーが、カリフォルニアスタイルIPAやダブルIPAなど様々なスタイルのIPAを造っています。
ブルワリーを探せるウェブサイト
ブルワーズ・アソシエーションが運営するCraftbeer.comでは、クラフトビールの魅力がわかりやすく掲載されています。メニューの”Brewery”から、Find Brewery”を選択すると、最寄りのブルワリーをマップで検索できます。
クラフトビールが楽しめるイベント
サンフランシスコのピアで開催されるこのイベントには、70件のブルワリーが集まり、フードトラックの料理とともに200種類のビールが楽しめるそうです。
Pier 35 1454 The Embarcadero San Francisco, CA 94133
8/19/2017 12:00 PM〜4:00 PM または5:30PM〜8:30 PM の二部
チケット 45〜60ドル
おすすめのクラフトビール
Anchor Steam Beer(Anchor Brewing Company )
サンフランシスコの老舗ブルワリーと言えば1896年創業のアンカー・ブルーイング・カンパニーです。Anchor Steam Beerは長い間サンフランシスコの人々に親しまれてきました。キリッとした喉ごしですが、後にほどよい苦味が残ります。先日サッポロに買収され話題となりました。Whole Foodsなどのスーパーで手に入ります。
Lagunitas IPAとImperial(Lagunitas Brewing Company)
サンフランシスコの北、ペタルマ市に建つこの人気ブルワリーは、犬のイラストが目印です。数年前にクラフトビールの売上ランキングで全米5位になったとか。こちらもスーパーで買えます。
個人的に、ここのIPAとImperial(スタウトと呼ばれる種類のビールです。)が苦味とコクがほどよくて好きです。
California Sunshine Rye IPA(Devil’s Canyon Brewing Company)
こちらのIPAは苦さ控えめながらコクがあり飲みやすいです。Ryegrassという植物が原料に使われているのが個性的です。ブルワリーはフォスターシティから車で南へ20分ほどの、サンカルロス市にあります。Bevmoなどリカーショップで手に入ります。
ビールのラベルをよく読むと、相性の良い料理について書かれていることもあります。仲間で集まって様々なクラフトビールと料理を味わってみるのも楽しそうですね。