ボタニカルガーデン・University of California Botanical Garden at Berkeleyは、バークレイ大学裏の丘に位置し、広大な敷地内に珍しい樹々や多種多様な植物を観察しながら散策できる、静かで落ち着いた庭園です。今回はこのボタニカルガーデンを紹介します。
見どころ
1890年に世界中の珍しい木や植物を展示するために設立され、温室を含む東京ドーム約3個分(34エーカー)の敷地に、10,000種以上の珍種や絶滅危惧種を、地域ごとに配置して展示しています。日本や中国を含むアジア、オーストラリア、カリフォルニア、アメリカの砂漠地帯、アメリカ東北部、地中海、メキシコとアメリカ中央部、南アメリカ、南アフリカの9つからなる区域が広大な庭園に順序良く配置されているので、飽きずに最後まで散歩しながら楽しむことができます。アジアコーナーでは、美しい日本庭園に滝、灯篭、美しい鯉が泳ぐ池が配置され、日本に帰った気分になります。また中国の漢方薬草の種類は多種多様で、興味深く閲覧できます。
アメリカの砂漠地帯コーナーでは、信じられないほど豊富でユニークなサボテン達が、所狭しと植えられ、その中に5メートルはありそうな背の高いサボテンが堂々とそびえ立ち、砂漠のど真ん中にトリップさせてくれます。所々にあるベンチで休み、美しい花々を観察しながら地中海コーナーへ丘を登って行くと、海の向こうにゴールデンゲイトブリッジやマリンヘッドランドを見渡すことができるスポットに遭遇し、サンフランシスコ湾の美景に魅せられます。
ガーデンの詳細と醍醐味
カップルでゆっくり歩くにも、家族連れのピクニックにも最適なガーデンですが、毎月バラエティーに富んだイベントも数多く開催しています。3月中旬からFiber & Dye Exhibitが 毎日のように開催、4月にはSpring Wellness TeaやSpring Plant Saleも行われます。6月はBug Family Dayが子供連れの家族に楽しいイベントです。さらに毎週木曜から日曜の午後1時半から、子供や大人対象のフリーツアーがあり、ホームページから予約できます。6月から8月には野外コンサートが開かれ、ホームページからチケットが購入できます。
ボタニカルガーデンはバークレー大学裏に隣接するCalifornia Memorial Stadium から始まる Centennial Driveを上がっていくと右手にメインゲートが見えてきます。道の左側にコイン駐車場があり(クレジットカード対応可)、一時間一ドルで停められます。入場料は大人15ドル、学生とシニア(65歳以上)12ドル、ジュニア(7-17歳)7ドル、6歳以下は無料です。ただし、第一水曜日は入場料無料です。営業時間は朝9時から夕方5時まで、第一火曜日は休館ですが、臨時休館日があるため、事前にホームページで確認してから来館することをお勧めします。
University of California Botanical Garden of Berkeley 200 Centennial Drive, Berkeley, CA 94720-5045
電話番号 510-643-2755
ホームページ botanicalgarden.berkeley.edu