早いものでもう11月となりました。デイライト・セービングタイムも今月の6日(日曜日)に終了となり、時間が1時間戻ります。詳しくはこちらです。
秋は栗の美味しい季節です。こちらではイタリア系や中華系のスーパーでごく短い期間に販売されます。皮をむいたり茹でたりする下準備がめんどう、でも新鮮な栗で作る栗ご飯が食べたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ベイエリアで唯一、栗拾いができる場所をご紹介します。
Skyline Chestnuts
22322 Skyline Blvd, La Honda, CA 94020
(408) 202-9557
http://skylinechestnuts.com/
水曜日から日曜日 9:30 a.m. 4:30 p.m.
オープン時期 10月半ばから4週〜6週間。毎年オープンの日はFacebookでチェックできます。
入場料なし、栗は現金だとパウンド6ドル、クレジットカードだと6.5ドル
こちらの方に伺ったところ、ちょうど今週あたりが栗拾いのピークだそうです。例年はこの時期から3〜4週間後まで取れるそうですが、気候や栗の状態によっては早くなくなることもあるそうです。この栗園は、1847年にヨーロッパからの移民が始めて100年ほど続けていたという歴史ある土地ですが、その後管理者不在の期間を経て、現在は公的機関が管理しています。
行き方
サンフランシスコ方面から:ハイウェイ35を南下し、Page Mill Roadを超えて2.3マイルほど南へ走って右側です。
サンノゼ方面から:サラトガからハイウェイ9を西へ進み、ハイウェイ35を北に5マイル走って左側にあります。
他にも行き方はあるのですが、上記の二つの方法が比較的行きやすいようです。Page Mill Roadも、道が広いのでハイウェイ35に入りやすいです。Chestnutsと書かれた目印がすぐに見つかりますが、携帯の電波が届かないエリアもある山道なので、事前に地図で場所を確認したほうが安心です。
栗拾いの方法
駐車場に車を停めて小さな建物に向かうと、たくさんのバケツやかご、革の手袋が置いてあります。それを取って、山道へ入ります。入場料は必要ありません。
山のあちこちに大きな栗の木が並んでいます。棒で枝から栗を落とすと木が傷むそうですし、枝についている栗はまだ熟していません。落ちている栗を拾いましょう。急な斜面もあるので、足元に注意しながらゆっくり歩きます。無農薬で育てられた栗は、日本のものより小ぶりですがつやつやに光っていて美味しそうです!
拾った栗はイガを取ってバケツに入れます。大人も子どもも、大きな栗の実を探すのに夢中になっていました。拾ったあとは建物の中で栗を測ってもらい、会計をします。ここにはピクニックテーブルが2つあり、ランチを持っていって食べることもできます。栗拾いを楽しんだあとは、トレイルでのハイキングや近くのワイナリー訪問もお勧めだそうです。
持っていくと便利なものをご紹介します。
- 作業用の革手袋(あれば)現地で用意されていますが古いものもあるので、あれば持参したほうが良いそうです。
- 帽子 風が強いとイガが上から落ちてくるので、しっかりした帽子があると安心。
- 虫除け ハチの巣箱が近くにあるので、お子さんがいらっしゃる方は念のためあったほうがよいでしょう。
- トング 栗をイガごと扱うのに便利です。
- シューズ 栗のイガが散らばっているので、足を守り、靴底がしっかりしたものを。雨が降ったあとは道がぬかるんだり滑りやすくなるそうです。Skyline ChestnutのウェブサイトからリンクされているFacebookで、栗園の状況をチェックできます。
栗のむき方
日本では栗はゆでますが、こちらではオーブンでローストする方法もあります。
栗に、十字の切込みを入れます。包丁は栗が小さくて滑ってしまうので、ペティナイフや丈夫なハサミも良いかもしれません。皮に切込みを入れておかないと熱した時に破裂して跳ねるので、しっかり切っておきます。
オーブンを400度に熱し、天板にパーチメントペーパーを敷いて栗を広げ20分ローストします。できあがりはこんな状態になりました。
皮はぱりっとしてむきやすくなっていました。渋皮も、とれにくいのもありましたがぱりぱりと剥がれるものが多かったです。栗ご飯を作ってみたら、栗が甘くてとても美味しくできました。
栗拾いはこの時期だけの楽しみ。ご家族でぜひお出かけください。