前回はプレイデートに誘われた時の流れを書きました。今日は、プレイデートに誘う時のポイントをまとめてみました。それぞれの家庭でスタイルが違うこともあると思いますので、一つの例としてお読みください。
招く人数は?
初めての時はひとりだけのほうが、じっくり遊べて親密感が高まりますし、監督する親も目が届いて安心です。
スケジュールを決めてから当日までの準備
スケジュールを決めてから当日までの準備は、誘われた時と同じです。前回の記事はこちら。
また、英語に慣れない子どもに積極的にプレイデートを勧める教師もいます。お子さんがクラスの子と遊びたいと言ったら、教師を通して相手の親に連絡してもらえることがあるので、相談してみると良いでしょう。
- 時間と場所、連絡先を確認します。家に呼ぶことに気後れするのであれば、公園でも十分です。
- アレルギーの有無を確認します。
- 当日の集合方法を決めます。
- カープール(一台の車に一緒に乗り合わせること)をする場合には、相手の親に担任へその旨伝えてもらいます。
- おやつは簡単で良いです。
- ビデオゲームやテレビの制限時間があるか聞いておくと親切です。
家のルールを決めておく
プレイデートを親子で楽しめるよう、自分の家のルールを決めておくと良いです。あまり多くてもきゅうくつになりますが、いくつか例を挙げます。
- 家の中は土足禁止。ベイエリアでは日本人以外でも家で靴を脱いでいる家はあるので、意外に受け入れられやすいかもしれません。
- 食べるのはダイニングルームだけにする。他の部屋では飲食しない。
- 冷蔵庫は勝手に開けない。
- 親のベッドルームでは遊ばない。
- テレビやゲームの時間は決めておく。
- 子どもが大事にしているもの、触られるのがいやという物があれば予めしまっておく。トラブルが少なくなりますし、それ以外のおもちゃは友達とシェアすることを子どもに伝えておきます。
プレイデートでよく起きるトラブル
- 子ども同士で喧嘩になってしまった。→小さいうちはおやつや他の遊びに誘って気分転換をはかります。大きい子も、様子をみて喧嘩をせず話し合うよう勧めます。よくあることなので、あまり神経質にならないようにしますが、手が出そうになったらしっかり止めます。現地では、叩いたり噛んだりという行為には日本以上に敏感です。
- 相手の子が言うことを聞かない →この家にルールがあることを言って聞かせます。怒ったり罰を与えたりということはせず言い聞かせて、改善しない場合はその子とのプレイデートは無理せずしばらく諦める、家には呼ばず公園で遊ぶ、という方が多いようです。ただ、その時たまたま子どもの機嫌が悪かったという場合もあるので、しばらく様子を見ても良いかもしれません。
- 友達を家に呼ぶと、気持ちが高ぶって威張った態度をとってしまう子の話はよく聞きます。来てくれたお友達に優しくすることなどを予め話しておいたり、子どもの様子を見て言い聞かせたりするようです。
- 緊急のことがあれば親に連絡します。
親とのコミュニケーションを十分に
迎えに来た相手の親に、どんな遊びをしたか、何を食べたかなど様子を話すと良いでしょう。トラブルがあり困った場合は、「子どもたちはとっても楽しんでいたんだけど、こんなことがあって。。」という風に話してみます。また遊びましょうと誘ってもよいですし、遠慮したい場合は、私たち最近とても忙しいので、またプレイデートできそうだったらご連絡します、など伝えるのも一つの方法です。ケースバイケースですが、基本的には相手にはオープンに接すること、英語が得意でなくても、コミュニケーションをとる姿勢を見せることなどが大切です。
お子さんの意外な面が見れたり、他の家との交流が深まったりするのもプレイデートの良いところです。これで親子で楽しめれば、応用して食事や映画に子どもたちを連れて行ったり、スポーツ観戦も楽しいですよ。