いよいよ夏休み。旅行や日本帰省のため長期に家を空ける方も多いと思います。現地では空き巣を防ぐため、留守であることを極力外に漏らさないよう対策をする家が多く見られます。具体的に何をするのでしょうか?まとめてみました。
郵便物の配達をとめる
郵便受けに手紙があふれていると、外部から留守であることがわかってしまいます。米国郵便局のウェブサイト(USPS.com)で、Hold Mailのページから配達を止める手続きをします。止められる期間は最長30日間。帰宅したら郵便局に自分で取りに行くか、配達をしてもらいます。その他新聞などの配達物も止めておきます。
照明タイマーをつける
長期間の留守には、指定した時間に照明をつける24時間タイマー/24-Hour Timerで、夜間も家に人がいるよう見せると効果的です。一軒家でしたら、前庭の外灯もタイマーでつけるようにします。アナログタイプのものは値段も安く使い方もシンプルです。コンセント部分に照明など電気機器のプラグを差し、壁のコンセントに設置します。使用したい時間のボタンを押して設定しておけば、その時間電源がオンになります。他にも、曜日別に設定できるタイプや、デジタルタイプなど機能も値段も様々です。
カーテン、ブラインドはいつものように
カーテンやブラインドはぴったり閉めておくと留守とわかってしまうので、外から見えにくい程度に少し開けておくという家が多いようです。ただし、コンピューターなどの貴重品を窓から見える場所に置かないようにします。
家の留守番電話機能を設定する
電話の留守電機能を設定します。電話会社では、留守中に入ったメッセージをインターネットを通して聞けるサービスを提供していますので、旅行先からチェックできます。
信用のおける友人や隣人に留守を頼む
人の出入りがある家は狙われにくいので、定期的に友人に家の様子をみてもらったり、故障や異常があった場合に隣人に連絡してもらったりできれば安心です。
路上駐車はしない
駐車場ではなく路上に車を駐車している場合、72時間以上動かさないでおくと放置車両として警察に通報され、多額のレッカー費用を請求される場合があります。長期間に車を使わない場合は、友人に2,3日おきに動かしてもらったり、駐車スペースを借りたりします。車の窓ガラスを壊され中の物を盗む路上荒らしもいますので、座席には何も置かないようにします。
セキュリテイシステムを利用する
センサーや防犯カメラなどの機器を家に設置し、アラームが鳴ると中央システムに通報されるセキュリティサービスがあります。ADTなどセキュリティ専門の警備会社や、AT&TやComcastなどのケーブル会社で提供されています。費用はかかりますが防犯対策として効果的です。
その他の防犯対策としては、ドアや窓など鍵がかかる場所はすべて施錠する、スペアキーを家の周辺(ドアマットの下や郵便受けの中など)に置かない、SNSで家を空けることについて公表しない、などが挙げられます。
他にもそれぞれの家に適した対策がありますが、できるだけ準備をして、長い旅行を安心して楽しめるように備えておきましょう。(上記の内容は、100%の安全を保証するものではありません。ご参考になさってください。)