INDEX
- 日常外出時の防犯対策
- 長期外出や旅行時の防犯対策
- 車上狙い(車の部品窃盗)の防止策
- 車両盗難の防止策
- 交通事故時の対応
- 事件と遭遇した場合の対応
- 子供の誘拐防止策
- 子供たちへの教育
- 電話、訪問者への対応
- 子供の安全を守る防犯策
- 緊急事の連絡先は「911」 !
- その他、防犯予備知識
日常外出時の防犯対策
- 戸締りを確認しましょう。
- 貴重品は外部から見えない場所に置きましょう。特にノートパソコンには注意が必要です。
- 貴重品や鍵、カード類は分散して保管しましょう。
- 家の鍵を玄関足拭きマットの下、植木鉢などには絶対に隠さないようにしましょう。
- 車のスペアキーは他の貴重品と分けて保管しましょう。
長期外出や旅行時の防犯対策
- 玄関灯や室内灯(ルームランプ)を点灯させておく、市販の点灯タイマーセットするなどして、在宅と思わせる工夫をしましょう。
- 新聞や郵便物が家の前に溜まらないよう、配達を一時停止したり、近所の協力を得ることも重要です。
- 電話を「留守番電話機能」から自分の携帯電話に転送するようにしましょう。
車上狙い(車の部品窃盗)の防止策
近年、ベイエリアでは車上狙いや車の部品窃盗が多発しています。防犯対策としては第一に「貴重品を車内に置かないこと」です。外から貴重品が見えないからといって、安心してはいけません。最近では、車外からトランク内の電子機器をアプリで検知し、鍵穴をこじ開けて窃盗するなどの手口が増えています。
犯行は数秒で行われますので、短時間でも車両を離れる場合には、決して貴重品を含む物品を車内に放置しないようにしましょう。また、駐車場所も可能な限り人目の多い場所や照明の明るい場所を選ぶなど、常に犯罪対策を意識することが重要です。
まとめますと、被害に遭わないためには以下の対策を取りましょう。
- 外から見える場所には何も置かない。
- 全てのドアをロックし、窓も閉める。貴重品は車内におかずトランクなど見えない場所に移す。
- 荷物はトランクに収納する。
- エンジンをかけたまま車から離れない。
- 駐車場所は人目の多い場所や明るい場所を選びましょう。
車両盗難の防止策
- 鍵は車のドアのところで探すようなことはせず、すぐ乗れるようにあらかじめ手の中に用意しておく。
- 車の駐車でも、なるべく人目につく場所を意識し、死角になるような場所は避ける。
- 車やお金を要求された場合は、決して言い争ったり、抵抗しない。後で警察官に供述するときのために犯人の特徴を良く覚えておくようにしましょう。
- 車に乗る際に、周囲の状況(特に、車のなかや車の外に誰か隠れていないか等)を確認する。車に乗ったら、すぐに全てのドアをロックしましょう。
- ヒッチハイカーを乗せない。
- タイヤがパンクした場合、出来るだけ安全な場所まで運転を続ける。
- 車が故障した場合、ボンネットを開け、車内に戻ってドアをロックする。
- 誰かが近づいてきた時は、窓を少し下げ、警察を呼ぶように頼む。
- 誰かにつけられていると感じたら、近くの警察署または公共施設に向かう。
- 停車中、誰かが自分の車に向かってきた場合、全ての窓がをロックする。万が一に備えその場からすぐに出れるよう、周りの車と十分な車両間隔を取っておく。
交通事故時の対応
不運にも交通事故を起こしてしまった場合、事故の程度によっては警察官が臨場せず、自動車保険会社の通報のみによって手続きが終了することがあります。事故後に備えて、以下の情報を記録しておくことが重要です。
- 相手の人定事項
- 車種
- 発生時間
事件と遭遇した場合の対応
帰宅して家の中が荒らされていることを確認したら、まだ犯人が建物内に潜んでいる可能性もありますので、すぐに家から出て警察に通報しましょう。銃が絡む事件が発生する場合もあるため、犯人には逆らわないようにしましょう。
皆様のお住まいのエリアでも銃を所持している家庭もあります。勿論自己防衛の為ですが、泥棒や強盗が使用する可能があるので注意が必要です。
3つの心得
- 事件に遭遇したら速やかにその場を離れる。
- 犯人には逆らわない。
- 建物の入り口、非常口がどこにあるかをいつも意識しておく。
子供の誘拐防止策
日本に比べて誘拐事件が多いアメリカ。子供たちの安全は家族全員の責任です。以下の防犯策を実践し、安心して日常生活を送れるようにしましょう。
- 車で子供を送り届ける場合は、家の中に入るまで見届けるようにする。特に小さな子供は玄関までついて行き、家の人と対面するまで一緒に待ちましょう。
- 買い物中に広い店内で子供を見失った場合は、店員に助けを求めましょう。お店によっては出入り口を閉鎖し、店内から一時的に人が出られないようにしてくれます。まずは落ち着いて対応しましょう。
子供たちへの教育
幼いお子さんへも以下のことを教えましょう。
- 知らない人に声をかけられても絶対についていかない。
- 知らない人を家に入れない。
- 電話で親の在宅を聞かれた時は、不在と言わず「今忙しいので電話に出られない」と返答するように普段から教えておく。
電話、訪問者への対応
- 販売、寄付などの勧誘の電話には「I’m not interested」、「No thank you」としっかり言って断りましょう。クレジットカード情報などを教える事のないように注意しましょう。
- ボーイスカウトやガールスカウトが学校の資金集めのためにクッキーなどを売りに来ることがあります。顔見知りの子供であったり活動内容が分かっていたとしても、きちんと身分を確認してから対応しましょう。
子供の安全を守る防犯策
- 車内に子供を残さない。
- 学校の送迎、友人宅への訪問時の送迎ルールを子供と一緒に確認する。時間、ピックアップ場所、遅れた場合の対処方法を事前に決めておくことが重要です。
- 子供に住所、両親の氏名、自宅や携帯の電話番号を正確に記憶させる。幼児であっても911等の緊急電話の掛け方を教えておきましょう。
- 子供たちに誘拐事件の恐ろしさを年齢に適した方法で教える。
- 不審者の早期発見を図る。両親の留守番中に出会った者について注意深く子供たちから聞くことが、不審者の早期発見につながります。
子供たちとの7つの約束
- 許可なく自宅敷地内より外に出ない。
- 空き地などの寂しい場所を歩かない。
- 一人で遊ばない。
- 許可なく他人の家に入らない。
- 危険を感じたら全力で叫ぶ。
- 電話番号、氏名、住所などの情報を知らない人に教えない。
- 知らない人に声を掛けられても、絶対に付いていかない。
*サンフランシスコ領事館、安全の手引きより
緊急事の連絡先は「911」 !
出来る限り事前準備した上でいざという事態が発生したら、何よりも自分と家族の身の安全を第一に考えましょう。またご家族で日頃から安全対策に関してよく話し合っておくことが大切です。
身内や友人と連絡が取れない場合は、即「911」に電話を!
その他、防犯予備知識
防犯アラーム
- 経費がかかることなどから、賃貸住宅には防犯システムの設備がないのが殆どですが、電気店などで市販されているドアアラームなら、自分達で防犯対策を行うことが出来ます!
鍵の工夫
- 玄関や裏庭、ガレージなどのドアまたは窓は二重ロックにする。
- 人の歩行等、周りの動作の反応で灯がつく街頭を外に設置する。
防犯対策は私たちの日常生活において欠かせません。家族や地域社会全体で協力し、安全な環境を築くことが求められています。常に警戒心を持ち、予め対策を考えておくことで、私たちはより安全な日常を手に入れることができます。皆さんもぜひ防犯意識を高めて、安心して生活できる環境を築いていきましょう!