アメリカの引越しは、日本では考えられないようなトラブルや注意しなければいけないポイントがあります。私の引越しで準備したことや手順などの詳細と、お客様が弊社に依頼された際に提供させていただくサービスなどを数回に分けてご紹介します。
退去通知があり物件探しが始まった
最近、引越しをしました。突然のことであわてましたが、なんとか新居を見つけて引っ越すことができました。引っ越した理由は、家のオーナーから賃貸契約解約の通知があったためです。カリフォルニア州の法律で、貸主の都合で契約終了の場合は、入居者に60日前に通知しなければなりません。(1年以下の居住者は30日前。)
今回は、こちらの都合で2、3週間以内には物件を決めなければいけない状況だったので、まずは家の条件から決めてすぐに探し始めました。
家探しの条件
家を決める条件はご家庭により様々ですが、我が家は以下の条件で探しました。一番重要なのは1-3までです。
- 学区 子供がすでに学校に通っているので、同じ学区内。レベルは高いです。
- 予算 相場より低めの3500ドル以下(約38万円)。ただ、あまりに安いと治安や管理の面で問題があるので、見つからなかったら予算をあげる予定でした。短期間の仮住まいと考えているので、予算はできるだけ抑えたいところ。
- 部屋数 子供が小さければ1ベッドルームも可能ですが、人数が多かったり、子供の年齢が上がってくると2ベッドルーム以上が良いです。うちは2ベッドルームに住んでいたのでそのまま同じ部屋数を希望。バスルームも2つ欲しいです。
- 洗濯機乾燥機つき。ついていなくても、洗濯室のすぐ近くであればOK。
- 駐車場が確保される。(地域によっては家賃と別に払ったり、駐車場なしの物件もある)
- 喫煙とペット禁止。マリファナ禁止。(カリフォルニア州では合法ですが、禁止している物件もあります。)
- 安全のため2階以上。
- できれば階段のない家。
弊社にご相談される場合:
お客様とのヒアリングの中で、様々な条件から特に大切にされているポイントを見極め、現地のどのような物件がお客様の要望にそうのか判断します。渡米前からメールで物件をご紹介し、立地や建物のスタイルなど具体的に決めていきます。お客様から多いご希望は、職場に近い、奥様があまり運転したくないので店や学校に近いなどです。
賃貸物件の検索サイトやアプリで探し、内覧の予約をする。
何軒か予約をしたのですが、ここで失敗がありました。リモデルされたばかりの物件があり、相場より安かったので問い合わせたら、客寄せの金額で、実際は200ドル高い家賃でした。こちらのメールや電話番号を伝えたのでしつこくメッセージやメールを送ってきました。
弊社にご相談される場合:
懇意にしているオーナーからの物件情報、または賃貸物件の情報リソースで、お客様の条件に合う物件を選びます。お客様のご都合に合わせて内覧の予約も弊社が行い、条件に合わない物件はキャンセルします。この時点で、お客様の個人情報が漏れることはありません。
内覧チェックポイント
内覧のポイントはいろいろありましたが、私が特に大事にしたのはこの3つでした。
- 水回りの状態。水漏れの後がないか。水回りのトラブルはかなりのストレスなので、管理が行き届いた物件を選びたい。
- 部屋の明るさ、雰囲気。
- オーナーまたは不動産会社の雰囲気。住むことになったら修理の依頼などで頻繁に連絡することもあるため、話しやすくきちんと対応してくれる人が良い。
弊社にご相談される場合:
リロケーション・コーディネーターが一緒に内覧しながら、お客様の質問をオーナーまたは担当者に通訳します。お客様が迷っていらっしゃる点などについてアドバイスさせていただきます。内覧は人数が多ければそれだけ気づくことも多いです。修理などは弊社を通して依頼できます。
次回は内覧の様子に続きます。