今までにないほど国民の関心を集めたアメリカ中間選挙。結果は予想された通り、民主党が下院の、共和党が上院の過半数を占める結果となりました。
アメリカでは、連邦政府の公職の他に、各州や自治体の公職の選出も同時に行われます。また、それぞれの州、郡、市の政策についても住民投票によって決定されます。
夏時間がなくなる?
カリフォルニア州では、夏時間の廃止が可決されました。つまりこれまで行ってきた、4月に時間を1時間早め、11月にもどす必要がなくなるということです。ただし、実行されるには連邦政府の承認が必要なのだそうです。
住民の間ではかなり意見が分かれた案件で、慣れているんだからこのままでいいという意見と、この習慣は第一次世界大戦中に省エネ促進のため決められた法案で時代遅れ、省エネどころか夏の消費電力量は上がっている、など反対する意見もあり、様々な問題提議があったのです。
ウェブ担当も、時間を変えると1時間とはいえ時差ボケで疲れるので廃止は賛成なのですが、少し寂しい気もします。
その他可決されたのは
他にも、ガソリン税の廃止、家畜の飼育スペースの拡充、救急隊員による休憩中の電話対応の義務化などが可決されました。
住まいに関する法案
住まいについては、好景気による住宅不足が問題となっているカリフォルニア州では、各郡や市が家賃値上げについて(レントコントロール)の法律を管理できるか賛否を問う法案もありましたが否決され、従来の通り州が引き続き法を管理することになりました。今後の家賃の動向をこれからもみていきたいと思います。