前回の記事に続いて、サンフランシスコ・シリコンバレーの家庭ごみの具体的な分別例などについてお知らせします。
こんなごみはどうする?
本
ハードカバーの本は、処理場の機械にかけると、本の接着部分が故障の原因になるそうです。接着部分を切り取ってリサイクルごみとして処分するか、図書館への寄付がお勧めだそうです。
カタログ、雑誌
リサイクルごみとして捨てられます。
揚げ油
家庭で出る少量の油なら、新聞紙などに含ませて一般ごみとして捨てられます。大量の廃油は、所定の集積所へ。固めるテンプルのような凝固剤は現地にありません。車用のオイルも集積所で処分します。
衣類
着られるものなら、寄付を受け付けている団体のGoodwillやSalvation Armyに寄付することができます。小さく切って掃除に使い、一般ごみとして捨てるのも良いです。
重要書類、プライバシーに関する書類
シュレッダーにかけて紙の袋に入れ、(Shredded paper)と書いてリサイクルへ(サンフランシスコ市、サンマテオカウンティ)
ビニール、レジ袋
ビニール類は一般ごみとして処分します。レジ袋は現地では有料ですので、エコバッグを使うのが一般的ですが、レジ袋がたくさん余ってしまった場合は、スーパーの前においてある専用コンテナに捨てることができます。
おむつ、ペットの排泄物、ペレット
しっかり密封して一般ごみへ。
お住いの市のごみ処理についてもっと知りたい場合は?
- アパートの管理マネジャーや家のオーナー、担当の不動産会社にお問い合わせください。
- お住いの市またはカウンティ(郡)のウェブサイトでgarbageと検索すると、処分方法などの詳細が検索できます。
- Recology という会社が、サンフランシスコ・シリコンバレーの自治体のごみ収集を委託されています。ウェブサイトでお住いの地域を選択すると、ごみの捨て方などの情報が得られます。
環境と現場で働く人のために
先日、子どもの学校の社会科見学に付き添って、リサイクルセンターの見学に行ってきました。巨大なベルトコンベアーに流されたペットボトルや紙が自動的に分別されていきます。それでも最後には、何人もの人が手作業で、機械ではできなかったものを分けていました。
建物内のにおいが強く、働く人には辛い仕事。説明してくれた担当の方も、「生ごみを扱っているわけではないのに、なぜ臭いがあるかわかる?食べ物がついたままリサイクルとして出されているからですよ。」と子ども達に話していました。
Recologyのウェブサイトを見ると、少量なら食べ物を洗いながさずに処分しても良いとあったのですが、実際に作業を目にして、なるべく洗ってから捨てようと思いました。未来と現場で働く人たちのために、小さいことを少しずつやっていこうと子どもと話せたのがよかったです。