あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
新年早々、1月4日の午前2時39分に、バークレー市を震源地とするマグニチュード4.4の地震が発生しました。また、約1時間後に今度はクパチーノ市を震源地としたマグニチュード2.2の地震が続きました。
どちらもそれほど大きくはなかったので被害はほとんどありませんでしたが、バークレー市の地震は揺れを強く感じた人が多く、ウェブ担当も気がついて目が覚めました。地元ニュースやツイッターなどで大きく取り上げられ、地震の備えについてなどが報道されました。
今回は、あらためて現地の地震への備えをまとめてみました。
地震情報はどこで得られる?
備えその1:緊急避難セットの用意
備えその2:家族の集合場所を決めておく
備えその3:情報を得る
サンフランシスコ・シリコンバレーには複数の活断層が通っているため、日本ほどではありませんが地震が発生します。普段は年に1、2度軽い地震を感じる程度ですが、過去には2014年にナパで、1989年と1906年にはサンフランシスコで大きな地震が発生し被害がありました。今後もマグニチュード6.7以上の地震が30年以内に起こると予想されています。
地震情報はどこで得られる?
個人的に感じたことですが、日本で地震があるとすぐに速報が出ますが、現地では発生直後にニュースサイトを見ても、情報がほとんどありませんでした。地震の情報はUSGS(アメリカ地質調査所)のウェブサイトにリンクされている”Latest earthquakes”のページと、ツイッターが早かったと思います。災害時の情報収集のために、携帯電話は寝ている間も手元に置いておいた方が良いようです。
備えその1:緊急避難セットの用意
現地では3日〜5日分の非常食と水、持ち出し用の荷物を用意しておくことが勧められています。
サンフランシスコ市が運営するウェブサイトsf72.org では、必ず用意しておくもの、あった方が良いもの、個人的に必要なものなどがイラストでリストアップされていてわかりやすいです。非常持ち出し用バックは「Emergency supplies」や「 survival kit」としてインターネットやCostcoで販売されています。
(ただ、具体的な品目などについては、東京都がオンラインなどで無料で発行する東京防災のほうがわかりやすいかもしれません。)
重要書類のコピーをとっておく
以下の情報は、クラウドや緊急セットにコピーを保管しておくと良いそうです。
パスポート
運転免許証
健康保険カード
各種保険(自動車保険、レンターズ保険、地震保険など)
家族や友人の連絡先
など
ペットの預け先を確認
ペットをお持ちの方は餌や必要なものをストックすることと、緊急時に動物を預かってくれる友人やアニマルシェルター、動物病院を事前に確認しておきます。
備えその2:家族の集合場所を決めておく
家族それぞれが会社や学校にいる間に地震にあった場合、集合先を決めておけば安否が確認しやすくなります。公共施設やよく行く場所にすると良いそうです。ウェブ担当は近くの学校に決めています。
備えその3:情報を得る
- USGS(アメリカ地質調査所)のウェブサイト、地元ニュースサイト、ラジオなど。
- サンフランシスコ日本領事館の緊急連絡先をメモする。在留届も忘れずに提出しておきます。家族の安否が確認できる「オンライン安全照会システム」も利用できます。
- 各地域の警報システムに登録する。詳細は過去記事「緊急時、学校での対策は?緊急警報について」をどうぞ。
- スマートフォンの通知設定をオンにする。現地のスマートフォンは、誘拐が発生した時や緊急時に、警報が表示されるよう設定されています。現地のiPhoneですと、設定アプリから「通知」をタップし、Government Alertsの欄を確認します。これがオンになっていると、警報が表示されます。
地震の後に、前に準備しておいた緊急セットの確認をしたら、薬や缶詰が期限切れで使い物になりませんでした。。。
2018年が穏やかで良い年になりますように。