新年あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ベイエリアは年明けから雨が降り、日中も気温が低い日が続いています。サンフランシスコ、サンマテオ、サンノゼの12月から1月の気温は、最高気温が摂氏14度から18度、最低気温が5〜8度で雪はまず降りません。日本よりは暖かいですが、家の気密性がやや低いので、思いのほか寒さを感じるという方もいらっしゃいます。
昨年は暖冬で、過去25年間全米で最も暖房費が低い年だったそうですが、今年は去年より燃料代が値上がりしていること、昨年以上の寒さが見込まれていることから、暖房費も上昇すると言われています。家のタイプや部屋の数、広さにもよりますが、賃貸物件でできる暖房費節約の方法をご紹介します。
- カーテンやブラインドを上手に使う
- 暖房の温度設定を低めに設定する
- 排気口のカバーを使う
- 冷気をさえぎるグッズを使う
- 暖房のフィルターをチェックする。
- Energy Starのマーク付きの暖房器具を使う
1. カーテンやブラインドを上手に使う
日中は、カーテンを開けて陽の光を入れると部屋の温度が上がります。日が暮れると急に気温が下がるので、カーテンやブラインドをしっかり閉めます。室内がガラス窓のままですと、室温も外気温と同じように冷えてしまいます。
ホテルで使われるような断熱作用のある厚手のカーテン(insulated curtains)も販売されていますが、値段が高いのと日光も遮断してしまうのが難点です。ちなみに、日本で販売されている窓に貼るタイプの断熱フィルムは現地にはありません。似たものはありますが、設置に手間がかかるのと、見た目が良くないのでおすすめしません。
2. 暖房の温度設定を低めに設定する
アメリカの一軒家やタウンハウスで最も利用されているのは、ガスを使ったセントラルヒーティングです。アパートやコンドミニアムですと、各部屋の壁に電気ヒーターが備え付けられていることが多いようです。電力会社PG&Eのウェブサイトには、セントラルヒーティングは華氏68度(摂氏20度)以下に設定すると電気代削減に効果的とあります。
3. 排気口のカバーを使う
セントラルヒーティングシステムの家には、壁に温風が出る通気口が設置されています。Amazonなどオンラインショップで購入できる、簡単に取り付けられる排気口のカバー(Vent cover、deflector)などで、この通気口からの風の向きを工夫するだけでも部屋の温まり方が変わります。
4. 冷気をさえぎるグッズを使う
Draft Stopperと呼ばれる細長い布製のグッズを使って、ドア下の隙間から冷たい空気が入ってくるのをさえぎると、部屋を暖かく保てます。Bed Bath and Beyondなど生活雑貨のお店やオンラインで手に入ります。他には、窓の隙間をふさぐテープが、オンラインや日系の100円ショップで販売されています。
5. 暖房のフィルターをチェックする
ガス暖房のフィルターは、定期的に交換すると空気の質を保ち、暖房の効果も上がります。フィルターは様々なサイズがありますので、交換についてはアパートのメンテナンス担当かオーナーにご確認ください。消耗品ですので、費用はお客さまのお支払となることがほとんどです。型番によりますが、1枚15ドル程度のものが多いようです。
6. Energy Starのマーク付きの暖房器具を使う
備えつけの暖房が古く暖房費がかさむ場合は、このマークが入った省エネタイプの暖房具を使うと費用の節約になります。
https://www.energystar.gov/
ポータブルタイプの暖房具(現地ではSpace heaterといいます)は様々な種類が販売されています。
余談ですが、ホットカーペットとこたつは、一部の日系のお店で販売されています。アメリカでも使用できる製品を選ぶか、変圧器をつけて使います。
ベイエリアの冬を、暖かくしてお過ごしください。