このシーズンに街の風物詩となっているのが、クリスマスツリーの販売所です。アメリカ滞在時にやりたいことの上位にあげられるのが、大きなクリスマスツリーを飾る、またはフレッシュ(生木の)クリスマスツリーを飾ることだそうです。木の種類、買う場所、クリスマス後のツリーの片付け方法などをお知らせします。
- クリスマスツリー、どこで手に入る?
- もみの木の種類
- 購入時の注意
- ツリーのケア
- ツリーの処分法
クリスマスツリー、どこで手に入る?
1,クリスマスツリーファーム
一番新鮮で香り高いもみの木を買うなら、クリスマスツリーファーム(Christmas tree farm)がおすすめです。Half Moon Bay、 La Honda、 Los Gatosなど各所にあります。ファームに植えられている様々な種類のもみの木を選んで自分で切れるのが魅力です。(道具はファームに揃っています。)切る前にツリーの前で写真を撮ると記念になりますよ。子供が遊べるミニ機関車やクラフトコーナーを設けているファームもあります。
2,クリスマスツリー販売所
サンクスギビングの終わりごろに、各地で生木の販売所がオープンします。10月のパンプキンパッチの場所がそのままツリーの販売所になることが多いようです。ツリーファームと販売所では、ツリーを運び出すのを手伝ってくれます。またツリーのサイズが豊富で、後でご紹介するFlockingなどの加工ができる所もあります。
3,ホームセンターやドラッグストア
Home DepotやLow’sなどのホームセンターではフレッシュツリーを比較的安く手に入れることができます。フレッシュツリーは屋外の園芸コーナーに設置されており、ネットでくくられて運び込まれた状態のままで置いてあることも多いので、自分でネットを外して木の状態を確認し、レジと車へ運搬する作業をする必要があります。
もみの木の種類
販売されているもみの木の主な種類は、Noble Fir, Grand Fir, Douglas Firの3種類です。
- Noble Firはグレーがかった緑で、葉が密集して高級感があります。成長が他の種類より遅いので値段は3つの中で最も高いです。
- Grand Firは濃い緑色で、耐久性もあり香りも良いです。
- Douglas Firも香りがよく葉が落ちにくいのですが、枝が細いので重いオーナメントには不向きで、最も値段が安い品種です。
値段は購入場所は品種にもよりますが、高さ1メートル前後のものから2メートルほどのものですと、25ドルから100ドルほどになります。その他にツリーを固定するスタンドも必要です。ツリーファームと販売所はホームセンターより値段は高めですが、その分木の質が良かったり、自分でする作業が少ないなど利点があります。
Flocking 販売所によっては、雪が降り積もっているような加工をツリーに施すことができます。雪の厚みもLight, Medium, Heavyと選べますが、乾くのに2日ほどかかります。
購入時の注意
買いに行く前に、ツリーを飾るスペースの広さを測っておきましょう。外で見ると小さく見えるので、買ってみたら大きくて入らなかったということもよくあるようです。
木を選んだら、お店に人に木の切り口を平らにカットしてくれるか聞いてみましょう。根本の不要な枝を切り取ってくれることもあります。
家へは自分の車で運びます。サイズによっては車に入らない場合がありますので、車の上に縛り付けて運べる準備をしておきます。アパートやコンドミニアムにお住まいの場合、運搬の際に廊下やエントランスに葉が落ちて散らかります。販売所ではツリーが入る大きさのビニールもありますので、購入して使うと安心です。
ツリーのケア
飾る前に、水を入れたバケツに木の根本を入れ2,3日日陰に置いておくと木の持ちがよくなるそうです。スタンドを取り付け、好みの場所に飾ります。暖炉や暖房具、キャンドルのそばは火事になるので避けましょう。スタンドの底に水を常に張っておき、緑を保つようにします。
ツリーの処分法
一軒家ですと、クリスマス明けの26日から1月末のリサイクル日(地域によって日程は異なります。)にゴミの脇に並べておくと、業者が持っていってくれます。また自分で持ち込んで処分できる場所もあるようです。holiday tree recycling、お住まいの市名などでご検索ください。それ以降ですと、自分で木を短く切ってコンテナに入れ処分する必要があります。アパートやコンドミニアムは、事前に収集場所や取り扱いの案内が配布されていますのでご確認ください。
クリスマスに常緑の枝葉を飾るのはヨーロッパの古くからの習慣で、魔除けの意味もあったそうです。フレッシュツリーは家の中によい香りを運んでくれます。どうぞ素敵なホリディシーズンをお過ごしください。