世界的に広がっているCOVID-19感染対応策として、カリフォルニア州は3月20日にshelter in place のオーダーを発令し、住民は基本的に自宅避難で食料の買い出し、ドクターアポイントメントや、散歩などのエクササイズ以外の外出を禁じています。人との接触や感染物接触によって、感染者が急速大増加 /オーバーシュートして、医療システムが崩壊しないようにするための積極的対策です。ベイエリアでも日々感染者の数が増し、死者も増え続けている深刻な状況です。この異例の緊急時に、どうやって前向きに対応していくのかを探ってみたいと思います。
1、予防のためには?
- 石鹸を十分に使って手洗いを頻繁にする。ハンドサニタイザーは予備対応策で、手洗いに勝るものはありません。
- くしゃみや咳を肘やティッシュでカバーしてする。もし、飛沫が机や床に飛び散ってしまったら、すぐに家庭用クリーナーで除去します。
- 人との間隔を1メートルとる。グローサリーストアや病院で待つときも十分隣や前の人との間隔を保ちます。
- 自宅待機中心の生活を維持する。最低限必要不可欠以外は自宅で過ごし、健康管理を十分しながら過ごします。
- キッチンカウンター、卓上、ドアノブ、玄関周りやバスルームを清潔にする。新型コロナウィルスはメタル製やビニール製の表面で、最長3日間生息すると言われており、感染を防ぐために家庭用クリーナーで頻繁に拭き取ります。
- 十分な健康管理。散歩やジョギング等の外出は認められているので、エクササイズを定期的に行い、バラエティーに富んだ食材の食事摂取と、
- 十分な睡眠で免疫力を上げ、持病がある人は悪化防止に気を付けます。
2、体調が悪くなったら?
もしも体調が悪くなって感染したかな?と疑う時は、Centers for Disease Control and Prevention 等の専門機関が、以下のことを勧めています。さらに詳しい情報は各医療機関のホームページを参照してください。
- 自宅待機で体温チェックや症状悪化に気を付け、医療機関へのアポイントメント以外は外出しない。
- 家族やペットから自分を隔離する。
- 医療機関に事前電話で、感染の疑いがある事や、自分の症状を伝えてから指示に従う。Eメールや電話でのアポイントメント可能な医者や病院もあるので、自分の所属する医療機関に確認する。
- マスク着用、咳やくしゃみを肘やティッシュでカバーし、手洗いを頻繁にして同居人や、
- ペットへの感染拡大を極力抑える。
- 良く触る場所を家庭用クリーナーで頻繁にふく。
3.グローサリーストア利用時のポイント。
,ベイエリの大手スーパーやグローサリーストアでは、一部の商品が品薄になっていますが、今週から混雑も落ち着き始めて買いやすくなり、多くの買い物客がマスクや簡易手袋をして、他の人と距離を保ちながら買い物をしています。各店舗は営業時間の短縮をしていますが、60歳以上や妊婦などのために、開店後一時間をシニアアワーに開放しているお店もあります。3月25日付けの主なストアの営業時間とシニアアワーをリストにしました。店舗によって急に変更することがあるため、事前に調べてから来店することをお勧めします。
- Whole Foods 朝9時ー夜8時 シニアアワー朝8時から開店まで
- Safeway 朝7時ー夜9時 シニアアワー水木 朝7―9時
- Trader Joe’s 朝9時ー夜7時 シニアアワー朝9ー10時
- Target 朝8時ー夜9時
- シニアアワー水曜 朝8―9時
- Nijiya 朝10時-夜6時(サンマテオ店は朝11時開店)
- Mitsuwa 朝9時ー午後3時 シニアアワー土曜 朝8―9時
- Marukai 月―土 朝8時ー夜8時、日曜 朝8時―夜7時 シニアアワー月ー日 朝8―9時
4.前向きに過ごすためには?
3月25日時点で、ベイエリアはshelter in placeを5月1日まで継続すると発表しました。この長期自宅避難をどうやって前向きに過ごしたらいいか、こんなアイデアはいかがですか?
- 家族で;パン作り、イースタークラフト、バックヤードエッグハント、庭でピクニック、室内テントキャンプ、ガーデニング、菓子作り、遠方の家族や友人に手紙やカード送付、将来の旅行プラン等。
- カップルで;新レストランのテイクアウトで食事、夕焼け見ながら車中で夕食、YouTube videoで社交ダンス習得、新スポーツに挑戦、パートナーマッサージ等。
- 個人で;日曜大工、春の大掃除、念入りスキンケア、オンラインクラス開始、YouTube video で手習い、新しい料理に挑戦、友人や家族にイースターカード送付、プランタン野菜栽培、読書、映画鑑賞、各部屋の模様替、ゆっくりバスタブに浸かってくつろぐ等。
一か月以上も、予定がほとんどない状態で自宅にいられる環境は、別の見方で見れば、またとないチャンスと思いませんか?工夫次第で楽しく有意義に過ごすことも可能で、家族や友達との絆も向上させることができると思います。shelter in placeを十分用いて、前向きで健康的な毎日を心がけ、お互いに気遣いながらチャレンジを乗り越えていけたらと思います。