クリスマスが終わると、サンフランシスコ・ベイエリアの年末年始はとても落ち着いた雰囲気となります。
1月1日は祝日ですが、公共施設以外は開いているお店ががほとんどですし、2日から始まる学校も多いようです。海外にいると、ふと日本の年末年始のにぎわいが恋しくなるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本の伝統的な年末年始の行事といえば除夜の鐘です。12月31日の大晦日にお寺の梵鐘（ぼんしょう、鐘）をついて人間の108つある煩悩（ぼんのう）を取り去り、一年の不幸な思い出や後悔をふりきって新たな年を迎えるとされるこの行事は、実はサンフランシスコで毎年行われています。
今回は、海外でも除夜の鐘に出かけたい、初詣をしたいという方におすすめのスポットをご紹介します。
- 伝統的な除夜の鐘と初詣ができる！桑港寺
- 日中に除夜の鐘を アジア美術館
伝統的な除夜の鐘と初詣ができる！桑港寺
除夜の鐘と初詣 サンフランシスコ曹洞宗桑港寺
- 1691 Laguna Street San Francisco, CA 94115 （Googleマップ）
- 除夜の鐘：2016年12月31日（土）午後11時から
- 初詣：2017年1月1日(日) 午後1時から(受付は午後12時から)、1月2日（月）と3日（火） 午前9時～午後5時
- パーキング：ジャパンセンターの駐車場が最寄りです。夜間ですので、安全には十分ご注意ください。
- ウェブサイト：http://www.sokoji.org/（ホームページに詳細PDFファイルへのリンクがあります）
サンフランシスコ、ジャパンセンターから歩いて3分の場所にある桑港寺（そうこうじ）は、風格ある佇まいのお寺です。年末年始には除夜の鐘と初詣が毎年行われています。午後11時から今年最後の読経の後に、除夜の鐘が始まります。
お参りされる方全員が鐘をつけるそうで、予約は不要です。
初詣は1月1日の午後1時から(受付は12時から)、2日と3日の午前9時から午後5時までです。
除夜の鐘と初詣どちらもお守りとおみくじ、祈祷札があるほか、白玉ぜんざいも購入できるそうです！寒い夜にはありがたいですね。初詣とともに、商売繁盛、学業成就のための祈祷会も行われます。
最近、騒音苦情のため除夜の鐘を控える寺院もあると日本で報道されていましたが、海を隔てたアメリカで、この伝統的な行事が大切に守られています。
日中に除夜の鐘を アジア美術館
The Bell-Ringing Ceremony – Asian Art Museum
- 200 Larkin Street San Francisco, CA 94102 Samsung Hall（Googleマップ）
- 2016年12月31日 土曜日
- 入場：午前11:30(一般) 年間パスポートメンバーは午前9:30から
- 入館料：大人＄15 12才以下の子供は無料 入館料以外の参加費は必要ありません。
- 交通手段：パーキングと公共交通の詳細はウェブサイトの交通情報）をご覧ください。
- ウェブサイト：http://www.asianart.org/ 除夜の鐘はコチラ
こちらのビデオでイベントの様子が紹介されています。参加している方の笑顔が素敵ですね！(Image/Video courtesy of the Asian Art Museum)
アジア美術館館内で行われるこのイベントは、オークランド市の禅堂「好人庵」の秋葉玄吾僧侶をむかえ、式典のあと参加者6人が一組となって鐘をつきます。
伝統的な除夜の鐘とは少し違いますが、日中に行われますので、小さなお子様連れのご家族も参加しやすいのではないでしょうか。美術館のウェブサイトによると、ポケモンGoも館内で楽しめるそうです。
サムソンホール（Samsung Hall ）前で参加希望者に番号チケットが配られます。年間パスポートメンバーは午前9時半から、一般は11時30分からの参加となります。
チケットがなくなり次第受付は終了となりますので、遅くとも午後12時までにご来館ください。順番を待っている間、来年の幸せを祈って千羽鶴を折ったり、おみくじを引くこともできるそうです。
年明けの1月15日にはおもちつきのイベントもあるそうです。詳細はコチラ。
サンフランシスコならではの除夜の鐘をお楽しみください。
